ウリじぃの介護日記

2011年12月31日 (土)

ウリじぃの思い出~あれから1年~

1112315c448

ウリじぃが天国に逝って、今日で1年が経ちました。

寂しがり屋のウリじぃらしく、命日が大晦日・・・

夕方、メンバーやみんなに看取られ、眠るように静かに息を引き取りました。

      

大きく発病して約10か月・・・

難病と告げられ、私自身、途方に暮れ、泣いて、苦しんで・・・立ち上がって・・・  

私しか頼れる者が居ないウリじぃの気持になると泣いてばかりも居られない

何とか工夫したり、挑戦したり、やるしかない 

今起きてる現実に一つ一つ取り組んで、付き合っていくしかない現状でした。

     

1112314c448

これは発病前のウリじぃ

この頃にはすでに体の中でいろんなことが起きていたとは・・・

    

1112313c448

亡くなる8か月前(2010年4月)のウリじぃ

傷口のパットを固定させるための包帯代わりに着ていたスッパマンの服で

暖をとってるウリじぃ、私のお気に入りの写真です。

            

16歳と7ヶ月でこの世を去ったウリじぃ

ニャンコには珍しい猫皮膚脆弱症候群といって皮膚が裂ける症状。

少し引っ張っただけで、時には触っただけで、皮膚が裂けたり剥がれます。

症状に対して原因はさまざまあります。

ウリじぃは既に16歳、『高齢なので検査のため、設備の整った大きな病院に

移動したり、さまざまな検査を受ける体力が難しいのでは・・・』との

獣医さんの判断に私自身納得しました。

    

点滴も剥がれたところを縫うこともできない身体・・・

そっとそっと扱って、護って護ってもたせました。

痛々しい姿になっていくのを見ながら、どうにもできないことが

私も獣医さんやスタッフさんも辛かったです。

    

そんなウリじぃの闘病記『ウリじぃの介護日記』をブログで公開したのも

私自身がこの難病とどう付き合って行ったらいいのか、悩み苦しんだ時

救ってくれたのがインターネットで知り得た現実と同じ思いをされた方の

ブログだったからです。

病気をある程度理解した後はどう対処するか・・・

それが本当に知りたかったし悩みました。

(私が通っている獣医さんは地元でもかなり信頼されている先生ですが

開業以来、猫の皮膚脆弱症候群は初めてだったそうです。)

      

その後、ご近所のアデーママさんに多くのヒントをいただき、

本当に助けていただきました。心から感謝します

                     

1012303c640

アデーママさんがお見舞いに来てくれた時、寝たきりだったのに身体を起こして

嬉しそうにナデナデしてもらってるウリじぃ・・・この2日後、天国へ旅立ちました)     

                

ただ、事例が少なくて(特に猫皮膚脆弱症候群)、手探りだったので

もし、同じように情報を探していらっしゃる方に少しでもお役にたてたら

ウリじぃも喜んでくれるかと思ったからです。

    

この一年、何件かお問い合わせやコメントを頂きました。

少しでお役に立てて、きっと天国でウリじぃも喜んでくれてると思います。

そして、この難病に効く薬が早くできたらいいと心から願っています。

             

今、アトリエではウリじぃが私に贈ってくれたシホウリじぃの分

私に癒しとパワーをくれてます。

ウリじぃ、メンバーと私をいつも護ってくれて本当にありがとう 

                             

にほんブログ村 猫ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 猫ブログ 看板猫へ
にほんブログ村

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2010年12月31日 (金)

ウリじぃ、天国へ・・・。

1012317c640

12月31日午後3時40分、ウリ16才 天国に旅立ちました。

1012314c640

今年2月に『猫皮膚脆弱症候群』を発病してから大好きな抱っこができなくて

寂しい思いをしていたウリ

亡くなる前日、背中が破けないようにそっと抱っこ・・・

もう、自分で強く身体を動かす力が無いのでやっと抱っこが出来ました。

お母さんも久しぶりにウリを抱っこできて嬉しかったよ。

1012311c640

昨夜、ヒカリがそっと添い寝してくれました。ヒカリのそばが大好きなウリ、

やさしいヒカリに感謝です。

1012312c640

一番好きな居間で眠るように天国に旅立ちました。

           

またゆっくりウリじぃのことを書きたいと思います。

心配して下さったみなさん、本当にありがとうございました。

そしてウリじぃ、たくさんの思い出ありがとう。

天国に行ったら、背中の傷も治っているよ、ちゃんと歩けるからね。

 

にほんブログ村 猫ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 猫ブログ 看板猫へ
にほんブログ村

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年12月30日 (木)

ウリじぃの幸せは・・・。

12月29日(水)

1012301c640

病院に連れて行こうと、一口お水を含ませて籠に入れたら、

ウリじぃがぐったり・・・あぁーもうダメかなぁ・・・全く動きません。

もし、病院に向かっている最中に逝ってしまったら・・・・悩みました。

病院に行って、良くなるのならどんな無理をしても連れて行くんだけど

ウリじぃは点滴も打てないし・・・。

泣きながら籠から抱きかかえ、ベットに寝かしました。

1012302c640_2

そして思わずアデーママさんに電話をしました。

涙声の私にアデーママさんが家まで着てくれました。

ウリじぃにとって一番の幸せは・・・どうしてあげることがいいのか・・・

アデーママさんと話しました。

いつものようにニャンメンバーと、大好きな、なんちゃってサンルームで、

そう、いつものように大好きなベットでゆっくり眠る。

もう永くないのなら、車に揺られ体力を消耗させるよりも、

今日のこのぽかぽかのお日様の下で穏やかな時間を過ごす・・・。

ウリじぃが一番好きな時間にしてあげよう

ウリじぃはしばらくの間、身動きもしないままこんこんと眠り

大好きな時間を過ごしました。

1012303c640

アデーママさんに頭を撫でられるとまるで太陽で充電したかのように

首を持ち上げました。きっと、いつものようにメンバーと過ごしたかったんだね。

私達の気持ちに応えようと立ち上がろうと足を踏ん張って見せてくれました。

1012304c448

今日もアデーママさんに役に立つアイテムを教えてもらいました。

そして絆創膏をお見舞いにいただきました。

いつもアデーママさんには勇気づけられ、知恵もいただき、

本当にありがとうございます。

             

ウリじぃをアトリエに寝かせて、午後、様子を話に獣医さんのもとへ・・・。

先生からも、もうゆっくり休ませてあげてくださいとのこと。

ここの所、傷の手当ては、モイスキンパッドと介護服のおかげで

順調にいっていたので病院には頻繁に行かなくなっていました。

先生はウリじぃの症状に手がかかるので世話が大変で、もう嫌になって

来なくなってしまったかと思っていたようです。

「以前、先生からガクンと急に症状が悪くなる場合があります」

と聞いていたので年老いたウリじぃの様子を見ながら動いていました。

いろんな覚悟はしていましたが、身体を起こそうとしたり、声を出して呼んだり

する姿を見ると、また復活するんじゃないかと思いたくなります。

にほんブログ村 猫ブログ 看板猫へ
にほんブログ村

にほんブログ村 猫ブログへ
にほんブログ村

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年12月29日 (水)

ウリじぃ、頑張ってます。

1012291c640

(ほんの数日前のウリじぃとロンちゃんのツーショット)

剥がれてしまった背中の皮膚はだいぶ良くなってきたのに

3週間ほど前から右の前足が膨らみ始め2倍以上の太さに・・・。

先週からは左前足も同じように膨らみ、後ろ足も力が入らなくなってしまいました。

そして、とうとう先週の土曜日に全く歩けなくなってしまいました。

1012292c448

ぶらぶらになった足をバタバタさせて、「どうして僕は歩けないんだろう」っと

言いたそうな顔で私を覗きこみます・・・・。

難病である『猫皮膚脆弱症候群』を扱ったことのある獣医さんは少なく

ネットで一生懸命検索しながらこの10カ月を過ごしました。

何処を読んでも「経過は思わしくない」と言う言葉にたどり着き、

どうしてウリじぃが・・・と涙が溢れました。

事例が少ないこの病気は、どうも脳に腫瘍ができて、

その為にホルモンや免疫異常を起こしてしまうようです。

年齢も年齢なので、検査や手術に耐えられないでしょう・・・と獣医さんからの

ご意見に頷き、でも少しでも進行を遅らせたり、軽減できたらいいかと

頑張って来ましたが、とうとうこの日がやってきてしまったようです。

今年の2月に大きく症状が出て・・・私としては「まだ10ヶ月だよ・・・」って。

せっかく介護服も作って、傷に着かないパッドも見つけて

これから、どんと来いって構えたのに・・・・やっぱり悔しいです。

もっと早く介護服を作ってあげれば良かった・・・とか、

ああしてあげれば・・・とか、こうしてあげれば・・・とか・・・・。

1012293c640

(食欲も減って、オムツになっちゃったけど、いつものようにヒカリとひなたぼっこ)

今は、お水を少しだけ。ご飯は何も口にしなくなりました。

それでも時々声を出して私を呼びます。

私も出来るだけそばに居て、いつものように「ウリじぃ~」っと声をかけてます。

本当にいつものように。

にほんブログ村 猫ブログ 看板猫へ
にほんブログ村

にほんブログ村 猫ブログへ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年12月21日 (火)

お騒がせ、ウリじぃ!

1012213c640_2

先週の事です・・・   

さっきまでよく食べていたウリじぃが急にご飯を食べなくなってしまいました

ご飯を見ても顔を背けます。鼻先に持っていっても、うんざりするような素振り。

皮膚脆弱症候群を患ってから、何度か食欲不振になったことがあったので

少し様子を見ていました。

しかし、2日経ち、3日経ち・・・まったく食べたがらない様子。

(あぁ~もうダメなのかなぁ~)っと弱気になってしまいそうでしたが

薬局で赤ちゃんにシロップを飲ませるためのスポイトを買って来て

水分と緩くしたご飯を何とか口に流し込んでいました。

とにかくジ~ットしていました。鼻も石のようにカンカラカンで、

熱がある様子でした。

さすがに5日目に入って、週明けには病院に連れて行かなきゃ・・・

と思っていた矢先、差し出した缶詰を「ペロペロ」・・・・やったぁ

何とか食べようという気持ちになって来てくれました。

二回ほどペロペロした後、パクパクと食べ始めてくれてほっと一安心

1012211c640

翌日、ニャンメンバーのトイレのUnti01001 を片づけていたらビックリ

なんとUnti01001の中にビニールがギューと詰まっていました。

しかもかなりの大きさ・・・・

ウリじぃはこれを食べてしまって具合が悪かったんです。

このビニールが胃袋に入っていたら・・・っと想像しただけで胃が痛いし

気持ちが悪い~

きっと胃から腸に動いて、もうUnti01001になるところまで着たので食べられるように

なったんだね~。大事にならなくて本当に良かった。

お騒がせウリじぃの一週間でした

1012212c640

朝ごはんを食べて、朝寝ウリじぃ おやすみ~

         

にほんブログ村 猫ブログ 看板猫へ
にほんブログ村

にほんブログ村 猫ブログへ
にほんブログ村

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2010年12月 5日 (日)

モイスキンパッドに救われました!

1012051c448_2

ウリじいの裂けた傷は猫皮膚脆弱症候群のため、少しでも引っ張ると

ペラペラと剥がれてしまいます。

2月に発症してから10ヶ月、いつも悩まされていたのは傷口が少しでも

瘡蓋(かさぶた)になるとパットに着いてしまって、はがすのに大変・・・

せっかく良くなってきたかな~っと思うと、手当ての度にまた広がってしまうこと。

1012052c448_3  1012053c448_4

この『モイスキンパッド』はアデーちゃんの介護にとっても役に立ったと

アデーママさんに教えていただきました。

10枚ほどいただいて、ウリじぃに試してみたところ、なんのストレスも無く

傷口に着かない夢にまで見たパッドです

大きめのパッドを使って身体全体を覆うように被せます。

今は傷が大きく、数が多いのでちょっと贅沢貼りですが仕方がありません。

何よりも介護する方もされる方もストレスを減らすことが一番大切だと

感じています。

人間用のパッドですが、いろいろ探して工夫をして楽しむことも大切ですね

1012054c448

ストレスも減って、ぐっすりとおねんねウリじぃ・・・アデーママさん、本当に

ありがとうございます。

にほんブログ村 猫ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 猫ブログ 看板猫へ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年11月25日 (木)

ウリじぃの通院と『介護服』

先週のウリじぃの通院の様子・・・

1011254c448_3 1011255c448_2

(ちょっと、辛い画像なので苦手な方はクリックしないでね

今回は特に腰の部分が大きく剥けてしまいました。

きっかけは、いつものように手当て(パットの取り換え)をしていた所、

ウリじぃの服の着せる時、気を付けてつまんだつもりが・・・

うっかり毛を一緒につまんでしまって引っ張ってしまいました

ぴら~っと剥がれてしまい ウリじぃごめんなさい

・・・実は、誤って毛を引っ張って裂けてしまったのは3度目

その為、先生に頼んでウリじぃの背中の毛をバリカンで刈ってもらいました。

10112510c448

ズボン型で背中の開く服をやっと見つけて、

これでバッチリと思っていた素敵な服がウリじぃには

素材が少し硬かったようで、擦れてしまい傷が大きくなってしまいました

猫皮膚脆弱症候群でなければ、決して硬い素材では無いんですが

今のウリじぃの皮膚には・・・残念。

カッコ良かったし、いいお値段だったんだけど・・・

ネットやいろいろ探してみましたが、探している時間も無く

ウリじぃには『介護服』がすぐに必要だったので細工してみました

1011251c448_2

これはホームセンターで見つけたワンちゃんの『おパジャマ』O-Pajamas

柔らかくて伸びる、コットン80%の素材、グレーとモカの2着を購入しました。

1011252c448

「抜け毛や寒さ対策に最適」って、カタログにあります。

おトイレも楽ちん とっても助かります。

ウリじぃは絆創膏やテープでパットを押さえることが出来ない症状なので

手足もすっぽりカバーでき、腰や脇の傷もパットを当てることが出来て何よりです。

1011257c640

背中の部分に切り込みを入れて、幅広のバイヤスに柔らかい芯を入れて

マジックテープを付けました。

1011258c640

傷の手当て時に背中が開くのでとっても便利

ウリじぃ『介護服』にやっとたどり着きました。

10112512c640

ちょっと、お尻の所がガムテープで残念だけど、パットを押さえないと

動き回って下がって来てしまうのでペッタン。

にほんブログ村 猫ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 猫ブログ 看板猫へ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年11月19日 (金)

ウリじいじのお昼寝

久しぶりにPCの画像を整理していたら、ウリじいじのお昼寝姿・・・

1011191c448_2

10月中頃のウリじいじ。気持ち良さそうに、ナンチャッテサンルーム

で日向ぼっこです。

1011192c448_2

先週の土曜日から、また皮膚が剥がれてしまって、あまり良い状態では

ありませんでした。

そしてウリじいじの病院通いと『介護服』作りで追われていました

猫皮膚脆弱症候群は皮膚が薄皮のようになってしまうので、(ウリじいじ

は背中に集中的に発症しています)抱き上げる時もお腹を抱えるように

持ち上げます。

うっかり、毛をを引っ張ったりするとそこからペラペラ剥けてズル剥け、

毛が抜けるのではなく、皮膚ごとめくれてしまいます。

傷口の手当てをしようとして、毛をつまんでしまったり、服を着せる時に

負荷がかかって大きく剥けてしまい・・・ガックリする日が続いていました

そこで、背中が開いて手足まですっぽり隠れる柔らかい服を探しまわった

のですがなかなか条件に合うのが見つかりません。

こうなったら自分で細工しようと・・・

丁度良い、ワンちゃん用のパジャマを見つけたので

次回は出来あがった猫皮膚脆弱症候群の為の『介護服』をアップします。

にほんブログ村 猫ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 猫ブログ 看板猫へ
にほんブログ村


住まいるブログランキング 住まいの総合情報サイト

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月19日 (火)

お外にポロポロ・・・

1010191c448

トイレの入り口にシート(オムツ)

アトリエの『ニャンメンバー』のトイレの風景が

最近ちょっと変りました・・・。

1010194c448

実は今年に入って、時々こんなことが・・・Unti01005

1010193c448

エリザベスカラーを付けたハンデと年齢のせいもあってウリじいじ

失敗してしまうようです・・・。

たま~に、ハンデ無しのヒカリ爺さんもお外にポロポロしている時もありました。

「もう少し前に~」って思って見ていますが、二人とも歳を重ねたんですね~

そして、いつか私も誰かにそう思われる時がやってくるんですね~

にほんブログ村 猫ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 猫ブログ 看板猫へ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月30日 (木)

キャリーバッグ・・・?

1009302c448_3

これがウリじいじのキャリーバッグ・・・

エリザベスカラーが手放せないウリじいじにはこの大きさが必要

・・・・というより・・・

1009303c448_2

せっかくウリじいじ為にと、奮発して手に入れた大きめのキャリーバッグ

しかし絶対に入りたがりません

なんとしても抵抗

(実は折りたたみ式で残念なことに天上が開かないんです。)

大好物のささ身でおびき寄せるんですが、絶対にイヤッ

病院に出かけるまでに、ウリじいじも私もクタクタ~

結局、出発予定時刻を30分オーバー

1009301c448_2

・・・っということで、何か良い物はないかと、家中を探し回って見つけた

この古~い籠ウリじいじを抱き上げてスッポリ作戦

1009304c448_2

病院から帰る時はさっさと籠に入るのに~~

何としても手に入れたキャリーバッグで通院しようと力んだ私とその時間

思い出すと苦笑してしまいます・・・

にほんブログ村 猫ブログ 看板猫へ
にほんブログ村

にほんブログ村 猫ブログへ
にほんブログ村

| | コメント (0) | トラックバック (0)