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2011年12月31日 (土)

ウリじぃの思い出~あれから1年~

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ウリじぃが天国に逝って、今日で1年が経ちました。

寂しがり屋のウリじぃらしく、命日が大晦日・・・

夕方、メンバーやみんなに看取られ、眠るように静かに息を引き取りました。

      

大きく発病して約10か月・・・

難病と告げられ、私自身、途方に暮れ、泣いて、苦しんで・・・立ち上がって・・・  

私しか頼れる者が居ないウリじぃの気持になると泣いてばかりも居られない

何とか工夫したり、挑戦したり、やるしかない 

今起きてる現実に一つ一つ取り組んで、付き合っていくしかない現状でした。

     

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これは発病前のウリじぃ

この頃にはすでに体の中でいろんなことが起きていたとは・・・

    

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亡くなる8か月前(2010年4月)のウリじぃ

傷口のパットを固定させるための包帯代わりに着ていたスッパマンの服で

暖をとってるウリじぃ、私のお気に入りの写真です。

            

16歳と7ヶ月でこの世を去ったウリじぃ

ニャンコには珍しい猫皮膚脆弱症候群といって皮膚が裂ける症状。

少し引っ張っただけで、時には触っただけで、皮膚が裂けたり剥がれます。

症状に対して原因はさまざまあります。

ウリじぃは既に16歳、『高齢なので検査のため、設備の整った大きな病院に

移動したり、さまざまな検査を受ける体力が難しいのでは・・・』との

獣医さんの判断に私自身納得しました。

    

点滴も剥がれたところを縫うこともできない身体・・・

そっとそっと扱って、護って護ってもたせました。

痛々しい姿になっていくのを見ながら、どうにもできないことが

私も獣医さんやスタッフさんも辛かったです。

    

そんなウリじぃの闘病記『ウリじぃの介護日記』をブログで公開したのも

私自身がこの難病とどう付き合って行ったらいいのか、悩み苦しんだ時

救ってくれたのがインターネットで知り得た現実と同じ思いをされた方の

ブログだったからです。

病気をある程度理解した後はどう対処するか・・・

それが本当に知りたかったし悩みました。

(私が通っている獣医さんは地元でもかなり信頼されている先生ですが

開業以来、猫の皮膚脆弱症候群は初めてだったそうです。)

      

その後、ご近所のアデーママさんに多くのヒントをいただき、

本当に助けていただきました。心から感謝します

                     

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アデーママさんがお見舞いに来てくれた時、寝たきりだったのに身体を起こして

嬉しそうにナデナデしてもらってるウリじぃ・・・この2日後、天国へ旅立ちました)     

                

ただ、事例が少なくて(特に猫皮膚脆弱症候群)、手探りだったので

もし、同じように情報を探していらっしゃる方に少しでもお役にたてたら

ウリじぃも喜んでくれるかと思ったからです。

    

この一年、何件かお問い合わせやコメントを頂きました。

少しでお役に立てて、きっと天国でウリじぃも喜んでくれてると思います。

そして、この難病に効く薬が早くできたらいいと心から願っています。

             

今、アトリエではウリじぃが私に贈ってくれたシホウリじぃの分

私に癒しとパワーをくれてます。

ウリじぃ、メンバーと私をいつも護ってくれて本当にありがとう 

                             

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コメント

ウルウルしながら読ませていただきました。
去年の大晦日と今年のお正月は、辛かったねぇ。
よく頑張ったねぇ。
頑張ったご褒美に、ウリじぃもとびきり素敵なプレゼントをくれたのね。
だからウリじぃの姿はなくても、思いはそこにありますよ、きっと。
時々ウンPくわえて走り回るプレゼントだけどね(^_^;)
それも含めて、楽しいお正月を迎えられそうですね。
2012年もよろしくお願いしまーす(^O^)/

投稿: けいティ | 2011年12月31日 (土) 23時23分

★けいティさんへ★
ホント、暫くは何も思い出したくない・・・というか
感じたくない気持ちでした
難病とか皮膚が剥がれるとか、心の中が整理つかなくて
パソコンのピクチャーのウリじぃのフォルダーを
開けられなかったんです
ウリじぃが居なくなった後の方が弱虫になっていました

うりじぃの贈りもの、シホがやって着てからは
少しずつ少しずつ振り返られるようになりました。
いつもウリじぃが見ていてくれてるような気がして
背中が温かく感じます。
       
きゃらめるちゃんと従姉妹のシホ
と~っても嬉しかったです
良い年が迎えられますように
(・・・と、すでに2012年になってますが・・・
年頭のご挨拶は次回にしま~す

投稿: POCKET | 2012年1月 1日 (日) 03時00分

はじめまして!
私も同じエーラスダンロス症候群(皮膚脆弱症)の猫を飼っています。
この病気とわかって2ヶ月が経ちますが、情報が少なく不安で一杯だったところ、友人を伝って、またその友人が調べてくれウリちゃんのブログを知ることができました。

かかりつけの病院からは対処療法しかないと言われました。
爪にネイルキャップをして引っかき傷を作らないようにしても、それでも皮膚が裂けてしまいます。
ウリちゃんのブログの中で介護服を作っていたことを知り、私も作ってみようと思います。

本当に勇気づけられる内容で貴重な情報をありがとうございました。

投稿: クロッピー | 2012年9月14日 (金) 23時43分

★クロッピーさんへ★
はじめまして
クロッピーさんのニャンコさんも今、頑張っているんですね!
    
    
この病気は難病なので、確かに対処方法しか今のところは無いようです。
原因も経過も個々それぞれですが、一つだけ共通するのは
ニャンコを介護する飼い主さんの辛さと大変さです。

        
引っ張ったり擦っただけで皮膚が裂けたりめくれたりする・・・
実際に見て触って、経験をしないとなかなか理解してもらえない現状・・・。
私がこの病気と向かい合った頃は、まだ詳しい情報が無く
獣医さんも已むお得ない対処方法だけで
ウリじぃはいったいどうなってしまうんだろう・・・と
不安でいっぱいでした。
     
    
そんな日々の中、もし一例でもいいから情報を知ってもらえたらと思い
ブログに綴ることにしたんです。
   
私の辿った方法が正しいかは分かりませんが精一杯やれる事を
(もしかしたら足りないかもしれませんが)
してみようと介護服も挑戦しました。
        
    
とにかく手のかかる介護の日々でしたが、ウリじぃを送った時
この大変だった日々が私自身に大きな大切なものを残してくれました。

              
本当に大変な手のかかる看病です。
おそらく獣医さんも「まだまだ長生きしますよ」とは
おっしゃらなかったと思います。
     
           
こんな切ない病気を背負ってしまったニャンコですが
クロッピーさんなら任せられると神様が選んで預けたんだと思います。
(私はそう、自分に言い聞かせないともちませんでした・・・)

                
何か、困ったときや辛い時はコメントでもメールでも構いません
少しでもお役に立てたら、天国のウリじぃもきっと喜ぶと思います。
   
最後にお体に気を付けて頑張ってください。

投稿: Chipo | 2012年9月15日 (土) 00時56分

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